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04/16/2004
しつこく自己責任にこだわる(2)
「なんでもかんでも政府に尻を持ち込むな」という言い分について
自己責任論のもうひとつの面を整理すると、こうなる。「じゃあ、どこに尻を持ち込めば良いんだ?」というのが、僕の意見。
たしかに、政府はサービス業なのかもしれないし、その業務にも限界があるのかもしれない。
しかし、このサービス業は乗り換えが聞かないのだ。「日本政府は安全を保障できませんよ」「わかりました。じゃあ、フランス政府の保証に入ることにします」っていうわけにはいかない。
「安全を保障できないから、他国の国籍をお世話します」というのなら別だが、そうでない以上「自己責任」をいうのは、「いいから政府の言うことを聞け」と言っているのと同じである。
絶対に出て行けないのを承知で、「文句があるなら教室から出て行け!」と怒鳴ってる暴力教師みたいなもんだ。
そもそも、イザというときに助けてくれないのなら、何のための税金なのか。
ついでだが、「山で遭難しても自己負担があるんだから、今回の3人も使った税金分、私費で返すべきだ」と言っている閣僚もいるとか。アホくさいと思うけど、ほうって置くと誤情報が蔓延するので、確認。
山で遭難したときに発生する自己負担は、民間ヘリのレンタル&燃料代、地元の消防団、山岳会の日当など、民間協力者にかかる分なのだ。こちらでもわかるように、税金で賄われている部分の自費負担はない(ちなみに、海難の場合は一切自己負担はない)。
というか、もし本気で費用の徴収を考えているのなら、政府は税金の徴収権を放棄すべきだ。すべて保険方式にして、保険料を払っている人だけを守る(そのかわり、希望しない人の生活には一切干渉しない)という方式に転換すべきだろう。
しかし、「ああいう勝手なことをされると、国と国民全体が迷惑する」という人もいて、一体いつの時代なのかと思う。
今後、海外で活動する人は、政府に頼んで無国籍になってから行ったほうがいいかもしれない(政府は喜んで許可してくれるはずだ)。少なくとも、現地に入ってからは、パスポートは大使館か何かに預けておいた方がよさそうだ。だって何の役にも立たないんだもの。
08:34 PM [イラク人質事件] | 固定リンク
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