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05/10/2008

二川のことなど

チョンブリ戦を見ていて、一年半ほど前に書いたこの記事のことをやっぱり思い出しました。

 ここ2年ほど、二川はものすごくスキルフルなバイプレーヤーとしてシーズンを過ごしてきた。どこでもこなせる器用さの持ち主で、あまり文句も言わない(多分)ので監督も重宝しているのだろう、経験したポジションは左右のワイド、トップ下、ボランチ、ピボーテと多岐にわたる(ピボーテは20分だけだったが)。遠藤とフェルに不都合が生じたときはセットプレーも蹴っていて、要するにガンバの攻撃の陰の立役者の一人である。  ただ、二川はそこでおさまる選手ではないはずだ。そういう気持ちが僕の中にはある。それは、04年の日本選抜を見たからだ。あの試合、二川はガンバで見せるのとは別な輝きを放っていた。トップ下に位置して率先してプレスを掛けに行き、ボールをキープし、攻撃をリードしていたのだ。それはまさに司令塔としての姿だったし、ユース以来、ガンバ以外ではほとんどプレーしたことのなかった男が見せた「よそ行き」の顔でもあった。

あれから色々と変化があったとはいえ、やっぱりフタはフタだなあ、とつくづく思います。普段の姿は、「ものすごくスキルフルなバイプレーヤー」なのですね。スペースを空け、スペースに走り、フォワードや上ってきたサイドバックをサポートし、ディフェンスのカバーにつく。もちろん、キラーパスも出せばミドルシュートも打ちますが、それは「機を見てやる」という感じで、狙っているわけではない。

ただ、それだけだったら、「数チームに一人はいる選手」にすぎません。もちろん、それだって十分に凄いことですが、フタが面白いのはここからです。

この前のチョンブリ戦、フタは数年ぶりに「あの顔」を見せてくれました。それは、中盤のリーダーとしての顔です。

遠藤も、倉田も、家長も、フェルナンジーニョもいなかったこの試合、二川は積極的にパスを出し、フリーキックを蹴り、ピッチ全域を掛けまわってプレスを主導していました。そうなんです、彼はその気になった時には司令塔になれる男なんです。

ただ、興味深いと思うのは彼が「必要がない時にはやらない」という姿勢をあくまでも貫くことです。我を出すということがほとんどなく、たとえば遠藤がいなかったパンパシでも、「それは倉田がやればいいや」というスタンスでずっとやっているように見えました。

もちろん、スタミナ面で課題があることは確かなのでしょうが、だからと言ってそれを何とかしようという雰囲気もなく、本人が公言しているとおり「地味に、長く」やっていこうとしているように見えます。
豊かな才能を生かし切らないというやり方がそうそういつまでも持つはずがない、と僕は思っていたのですが、どうやら本気で貫いているみたいで、これはこれでありなのかなあ、と思ったりしています。

でも、スーパー二川も見てみたい気はするんですけど。


12:14 PM [ガンバ大阪, 試合] | 固定リンク

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コメント

はじめまして。
チョンブリ戦のフタの記事を探していました。
遠藤不在で司令塔としてどの程度の評価なのか気になっていまして、まだまだフタに注目して日が浅いのですが、フタのプレイの虜です、フタ自身にもですが(笑)。サッカー自体についても分析できるほどではないので。
我を張らないフタも好きですが、スーパー二川もスゴク見たいです!フタのMAXが見たい!

投稿者: あたふた (May 10, 2008 6:55:31 PM)

>あたふたさん

こちらこそ、初めまして!

僕も二川に関してはあまり良いウォッチャーとはいいがたいのですが、お目汚しにでもなればいいかな、と思っています。

フタはこのまま行くと30歳を過ぎたあたりからすごく面白いんじゃないかな、と思ったりしています。とはいえ、激しく輝いてくれてもいいのですが。

投稿者: あさ (May 10, 2008 11:43:20 PM)

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