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11/25/2008

許そう、だが忘れまい:川崎戦・雑

とにかく、明神と武井が交替した時にはどうしようかと思って、錯乱状態に陥りそうになりました。
ひどい試合、負けた試合はいくつも見てきていますが、試合中にはっきりと勝負を捨てるところを見たのは初めてで、普段はターンオーバー支持とか言っているのに、いざそうなってみると、受け止めかたに困りました。


とはいえ、とりあえず試合のほうをざっと。

ガンバは、事前報道通りに二川、遠藤、山崎が欠場。選択されたのは、ボックス型4ー4ー2の攻撃的MFを佐々木と安田にするという布陣でした。

前半はこの陣形が機能し、好ゲームになりそうな予感すら漂いました。両チームがパスをつないで攻めようとし、相手のパスをカットしようとする姿は、ある意味でJリーグの精華という雰囲気だったと思います。

ただ、それは所詮、箱庭的な、ごくドメスティックな輝きでしかありませんでした。それは後半、フロンターレが施してきた修正によく表れていたと思います。ミドルシュート。バイタルエリアからの強引な突破。

ガンバは安田の位置を埋めた下平が守備で苦境に追い込まれ、安田がポジションを離れてカバーに行くシーンがしばしばありました。その結果、バイタル付近が次第に薄くなっていたのですが、そこを上手く使われてしまったと思います。いつまでのパスコースを探していたって仕様がない、前が空いたら打てという意識づけ。それが上手くできた川崎と、頭を切り変えられなかったガンバ、という感じでした。

それはもちろん、出場していた選手の差であるわけで、ブラジル人3人をずらっと並べたフロンターレと、攻撃面でインターナショナルな選手を欠いたガンバの差が出ていたと思います。Jリーグで勝つには、Jを越えるスケールの選手が必要なのだ、ということを痛感した試合でした。

それでも、敢えて何とかなった可能性は、というと、前半のうちに一点を取るか、せめて0ー0で前半を終えることだったでしょうか。それも無理だったら、うーん、後半の最初から倉田を入れて3バックにするというような選択だったかな、と思います。サイドをやられている状態で3ー5ー2に、というのは奇妙な選択ですが、ガンバは陣形ではなくてコンビネーションでサッカーをするので、有り得たことかもしれません。まあ、そんなことを言っても仕方がないわけなのですが。


で、選手交代のほう。

キーパーが交替した時点でクルヴァはどよめき、明神が下ったあとは応援も止まりました。僕は、その選択は正しかったと感じています。全力で勝利を掴みにいかないのなら応援しない、という態度はあってよい。

ただ、だからと言って全ての試合にベストメンバーで挑まなければならない、とは思いません。クラブとしての戦略的な判断は当然あってしかるべきでしょう。重視する大会があり、幸運を頼みにする大会がある、という濃淡はある程度やむを得ないと思います。

ただ、その時に、心身のコンディションがベストでない選手や実力で対戦相手に見劣りする選手が出場する、というのは情けないなあ、と思います。そもそもターンオーバーというのは同等の実力を持った2チームを使いわけるということです。もちろん、実際にはそう上手くはいかないわけですが(選手が集まらなかったり、出場機会の好くない選手のモチベーションが下ったりするので)、それに近い形は必要でしょう。

言い変えると、そういう戦略的な決定ができるほどには、ガンバには実力がなかった、ということです。ACLに連続出場できるだけの力を、個人の面でも、クラブ全体としても、もっと付けていく必要があるように思います。それができるまでは、昨日のような沈黙が何度も繰り返されることになるでしょう。それは、クラブが成長していく上では必要なことなのかもしれません。とにかく、色々なことを考えさせられる試合でした。

とりあえず、僕としては天皇杯へのモチベーションがかなり上ってきているのですがw

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