10/04/2004
弁証法的解決(関西人対策の続き)
前回の記事は、複雑かつ晦渋な関西人の二重シニシズムを相手に、否定も肯定もできないという所まででしたね、では、その続き。
ここでの対処法は唯一つだ。それは相手の話を肯定しつつ、別の次元で否定することである。
話に乗りながら、ちらりと「わかっていますよ」という目配せを送るのだ。これであなたは一つ上の層にあがることができる(これを弁証法的と呼ぶことができる、ような気がする)。
さっきの例で言うとこうだ。阪神の弱さを嘆く大阪人に対しては、「阪神は去年優勝してるから良いじゃないですか。ガンバなんか2位が何回かかすめただけですよ。それに赤星の盗塁王と金本の100打点もあったし」(運の問題もありましたしね。それにチーム成績以外の楽しみもあるんでしょ。わかってますよ)と応じる。
伝統の味を誇る京都人には、「これは旨いですね。はんなりした中にも芯があって、これは絶妙ですね。こういうのは京都でないと食べられないよなあ」(京都の名に恥じない味ですね。ここまで創意工夫されたのはすごいです。よくわかります)と答えればよい。
こういうふうに対処してやると、相手の表情がすっとなごみ、次の話題(金本がどうすごいか、この味はどう工夫したか…)に入っていけるはずである。
逆に言うと、最初の会話はこれができるかのテストなのだ。それにパスしないと、なかなか関西人の内懐には入っていけない。
しかし、これができれば楽勝なのだから、安いものだと思うのだが…。
と、パートナーに言ったら、「そんな閉鎖的な文化体系には入れなくていい」と言われてしまった。わあん。
09:01 PM [旅行・地域] | 固定リンク | コメント (9) | トラックバック
関西人の傾向と対策(京都の女将@情熱大陸)
昨日の情熱大陸、「(京都の)料亭大女将:村田英子」。
ううむ、これは関西人(というより近畿人、というより上方人)以外にはわかりずらいし、わからなければ受け入れられないだろうなあ、と思っていたところ、ウチのパートナー(信州出身)にはやはり駄目だったことが判明。
「何かと言うと京都風をもちだす、エスノセントリズムでいやみなおばちゃん。10年住んでいたけど、ああいう人には対処できない」という評価であった。
いや、あれはシニシズムだと思うんだけど。そこが飲み込めないと難しいかもしれない。
というわけで、僕なりの理解を少し。
さて、シニシズム(冷笑主義)とは、自分の価値観を自ら否定してみせる態度のことをいう。
冷笑主義者は、自ら信じているものを否定し、大切にしているものをけなしてみせる。こうすることで、批判に対応し、「何かを信じる」という姿勢だけを守ろうとするわけだ。
シニシズムは普通、閉塞感のある社会に現れるから、現代の日本ではすごくポピュラーな態度なのだけど(cf.柄谷)、問題は関西人が「シニシズムに対するシニシズム」という、ある意味で洗練された態度を身につけてしまっていることにある。
なにしろ、明治維新以来、いや江戸開府以来、京都大阪はずーっと閉塞感しているのだ。その辺に関しては老練なのである。彼らは「冷笑主義を気取る自分」をシニカルに茶化してみせる。このあたりをわかっているどうか。これがポイントである。わかっていないとかなりやばい。
シニシズムが二重になるとなぜやばいのか。言っていることが、単なる感慨のようにみえるからである。うっかりしていると気づかずに対応し、人間関係にひびを入れてしまう。
たとえば大阪人がこれをやると、自虐的なのかどうかよくわからないギャグになる。たとえば、「CS解約しよかと思てんねん。情報としての価値があらへんねん。何せ、つける前から阪神が負けとんのわかっとるやろ」といったように。
京都の人だと、ちょっとスノッブになる。「このおダシよろしやろ。平安時代からあるダシやさかいな。清水サンがでけてからからこのかた、一回も火ぃ落としてしまへんのえ」という感じ。
こういう微妙な言明にどう対処するか。ここが勝負の分かれ目である。まず、やってはいけないことを二つあげよう。
やってはいけないこと、その1:「相手の主張を否定する」
「負けているときも付き合ってこそのファンじゃないですか」とか、「火を止めてなくても中身はとっくに入れ替わってるんじゃないですか。それに代々味付けも変わってるでしょうし」などと言ってはだめ。
そここそが彼らが絶対に守りたい所なのだ。自分で言っているからといって、大阪人に向かって阪神が弱いとか、京都人に向かってその伝統は捏造だとか言ってはならない。他人に指摘されたくないから先手を打っているのだ。そこをつつくと一生恨まれる。
やってはいけないこと、その2:「相手の主張を肯定する」
「勝ってないと辛いですよね」とか、「さすが伝統の味ですね」言ってはならない。馬鹿だと思われる。彼らは本気で主張していないし、相手にそのことをわかってもらいたいと思っている(もちろん、実際にCSを解約したり、系図を調べたりもしない)。まともに受け取るとまともに相手をされなくなる。注意が必要だ。
ではどうすればよいのか。答えはひとつである。
というところで、時間が切れちゃった。出かけないと。続きはまた後で書きます。
01:09 PM [旅行・地域] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック
04/12/2004
公約履行
覚えておいでの方もおいでかと思いますが、去年、阪神優勝に関して、「東京にしかない大阪焼を食う」という公約を致しておりました。とはいえ、東京で縁日にいく機会もあまりなく、ずっと保留にしていたわけでございます。
そんな中で出会ったのが下図の屋台。ううむ。

場所は諏訪なんですが、「東京じゃないから公約履行にならない」などと小さいことを言うのは本意ではございません。思いきって食ってみることに。

で、味のほうなんですが、動かぬ証拠写真に見るようにシャツまで紅潮するほどのまずさだったかというとそうでもなくて、全体として「回転焼状の広島焼」という感じの食物でした(お代は一個200円)。底に落とされた卵が広島テイストを醸し出しております。
ま、お金を出して食べるようなモノではないと思うのですが、これで責務は果たしたっつーことで。
11:21 AM [旅行・地域] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
03/23/2004
熊本へ行かれる皆さん
今年の秋あたりに予定しておられる方も多いと思われますが、空港からの便は極端に悪いらしいです。しかし、電車じゃ行きにくいしなあ。どうするよ?
07:55 PM [旅行・地域] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
02/01/2004
学研都市へのアクセス
余り盛りあがるのも何なので、こちらに移しました。>あさりんさま
調べたなかでは、この御嶽教のアクセスマップが地図としてベスト。フォーカスはあれなんですが(笑、位置関係がわかっていただけるかと思います。
11:17 AM [旅行・地域] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック
01/19/2004
のぞみで戻ります
1335時東京発。昼はまたしても中華。てんぷらが食べたかったのだが、コンコースの売店では売り切れてた(ホームの売店にはあったのだが、もう中華を買ったあと。わあん)。
01:37 PM [Live, 旅行・地域] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
魔の溜池山王
銀座線〜丸の内線の乗換が徒歩690メートルという罠。 えーと、この駅は放棄された政府の秘密施設だったんでしたっけ(笑。 だとしたら、遺棄された理由はこの不便さだな。まちがいない。 やっと到着。もうやらない。
12:38 PM [Live, 旅行・地域] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
01/10/2004
認知地図の形成
これまでの経緯を考えると、いろいろと面白いことが分かってきた。
図にするとわかりやすい…はずなのだが、お絵描きツールが手元にないので、文字でたどってみることにする。以下、僕の東京認知過程。
第1期:20代前半
公務員の研修で代官山に宿泊。永田町に一週間通う。新横浜から東北の方向に走る新幹線で東京に入り、その延長上に山手線の円弧を意識したため、渋谷付近が東京の南東にあるという感覚が形成される。東京が12時、渋谷が3時の位置にあるという感覚。一度、買い物に行った池袋が西に認知される。
第2期:20代半ば
学会で上京するようになり、夜行バスターミナルの新宿を中心とした認知が形成される。主に行った先は千葉大と東京学芸大。北西から南東へ走る線上に新宿があるという認識が獲得される。
第3期:20代後半
新幹線などを使い始める。また、このころの学会は山手線付近で多い。上智、慶応などに出かけるうち、新宿は西の方に移動。認知地図が左右反転して、池袋は東北に移動する。さらに山手線南西部に田町などが認知される。あまり行かなかったため、新宿と渋谷の位置関係は不明。東京駅の位置は円の上端で変わらない。
第4期:30代前半
あかねが東京西郊に転居。渋谷がクローズアップされ、山手線の西側にあるという認知が獲得される。一方、新宿は千葉と結びつけて認知されているため、渋谷の南方に意識されている。日暮里から成田に行った経験により、東南側に下町エリアがあるという知識がインプットされる。東京駅の位置に関する認知は不変。
という感じだろうか。ううむ、何と言うか、実に鮮やかな体感に基いた学習だ。われながらうっとりする。
01:09 AM [旅行・地域] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
01/07/2004
東京の認知地図
遂にプロを出馬させてしまったわけですが、この問題。
あまり真剣に考えてしまうと、かえって面白くないかもしれないという気もちょっとする。僕の意見では、間違った認知地図が現実によって崩壊させられないのは、
1.歩いて移動しない
2.日常的に移動しない
という2つのことが効いている。
歩いて移動するというのは、「自分の身体を使って」「複雑な行路の選択可能性を縮減させながら」移動することを意味するわけで、そのときにはほぼ空間認知が伴うのではなかろうか(というか、そうでないと歩いて移動できまい)。現に僕も、たとえば新宿駅付近を歩き回るときには、正しく空間を認知している。問題は、電車で移動するときにどちらに向っているかの認知であって、このときには正しい空間認知は関係がない。何故なら、ここで求められるのは正しい移動方向ではなく、正しいホームを選ぶ能力なのだから。
本来、この正しいホーム(路線)を選ぶ能力に空間認知がからむはずなのだが、検索サイトが答えを出してくれるので、一向に正確な空間認知が獲得されないのだ。
また、いくら電車に乗っているからといって、ルーティン的に移動していれば、慣れから来る学習効果が発揮され、正しい空間認知が獲得されるはず。しかし、東京で通勤、通学しているわけではないので、この面での改善も望めないのだと思う。
11:44 PM [旅行・地域] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
ITってすごい
あさりんさんが、当方に負けないくらいひどい東京認知(地図ではない。当方の場合も図にすると矛盾するのは明白)を持っていることがわかったわけだが、それでも二人とも東京の任意の地点に行きつくことができる(日記の記述を見ているとできていると判断できる)。
僕の場合は、ここ2年で3ヶ月近く東京近郊に滞在し、都内をいろいろとうろついているのに、迷子になった経験すらないのだ。これは、ひとえに携帯電話用の乗換検索サイト(といろいろな施設が用意しているアクセスマップページ)の威力である。
というか、検索すれば行き方がわかるので、空間的な把握をしようというモチベーションがなくなるのだ。IT世代の地理的な認知は変わりつつある。auがやっているような歩行者用GPSが普及すると、この傾向はもっと広がるかも。
02:34 PM [旅行・地域] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック
東京の認知
- 渋谷は新宿の北にあり、代官山は渋谷の南にある。渋谷のさらに北側、山手線の北端近くに東京がある。
- 東京から南下した東端付近に池袋があり、その少し南には日暮里がある。
- 山手線の東南エリアは下町と呼ばれており、その中心に新橋、すぐ近くに両国がある。それゆえ、東京の少し南に銀座があり、そこを南下すると本郷などを経由して新橋に至る(ここは地下鉄で行く)。
- 山手線に戻って、新橋から西に向うと品川があり、浜松町を経由してふたたび新宿にいきつく。それゆえ、あさのように渋谷方面からアクセスするものにとっては、東京で新幹線に乗ることと品川で乗ることの違いは、山手線を北に回ることと南に回ることの違いである。
ふう。しかし、こうして書いてみると本当に間違っている気がしない。この誤りはできる限り長く維持したいな(だから視覚化しない)。
01:57 AM [旅行・地域] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
01/05/2004
信州県について
どうよ?>女王



