07/02/2008

ガンバ大阪-横浜Fマリノス

ヤマザキナビスコカップ準々決勝@石川○1ー0、テレビ。

その瞬間は78分に訪れました。平井がポストで戻したボールを橋本がショートパスで二川へ。エリアに侵入していたバレーへのパスはDFにカットされますが、このボールが縦に走っていた平井のもとへ。最初のシュートはキーパーが弾くものの、こぼれが再び平井の足元へ。カットに来た中澤の脚をかわして放たれたシュートはゴールの右上に突き刺さっていきました。1ー0。結局、この得点が決勝点となり、ガンバは大きな、大きな完封勝ちを修めます。

平井は70分からの交代出場でしたが、縦へドリブルで仕掛ける動き、引いてきてのポストプレイと色々なところに良い感じを見せていました。かなり停滞していたチームを活性化してくれた印象もあり、点を取ったのは非常にリーズナブルなことでもありました。まあ、サッカーではそういうのは実はあまり起らないのですが…。

ガンバ大阪 (YNカップ準々決勝1stレグ vs横浜Fマリノス)
バレー 山崎
二川ルーカス
橋本明神
下平加地
山口中澤
 藤ヶ谷 





SUB:
GK: 松代
DF: 福元、安田
MF: 佐々木、倉田、武井
FW: 平井


最近、僕は色々なことを忘れているのですが、ナビスコのアウェイゴール優先ルールを思い出したのも、今日のテレビ中継を見はじめてからのことでした。一昨年から、両チームが同勝敗、同得失点で並んだ場合はアウェイゴール勝負になるというルールになっていたのでした。

つまり、今日のファーストレグ・「ホーム」金沢でのゲームのテーマは「無得点でも無失点」だったわけで、ガンバはそれを完遂するというプランで挑んでいました。

迂闊に上がらず、前からのディフェンスはパスコースを塞ぐだけ。ボールはボランチかDFラインのところで奪い、しかもプレスよりはパスカットを優先するという徹底ぶり。ただ、ゲームを停滞させてしまったのは攻撃面での問題も大きかったと思います。

響いたのは、遠藤の不在と安田のベンチスタートに象徴されるコンディションの悪さでした。
実はマリノスもガンバとやや似ていて、低いところでガッチリと構える守備をしていたため、前線でバレー、ルーカス、山崎がからむ攻撃をするのはかなり辛いものがありました。ルーカスはそれにいち早く気付いて低めにポジションを取っていたのですが、全体にミスが出たうえに運動量が少なく、さらにマリノスの右サイドで田中が積極的な動きをしていたのに対応していたりしたため、ボールを繋いでの攻撃ができませんでした。結果として、守備一辺倒になってしまったわけです。

ただ、その守備は迫力がありました。山口、中澤のセンターバック陣だけでなく、加地に下平、そして橋本、明神のボランチ陣、さらに二川、ルーカスまでもが体を張り、ゴールエリア付近で横浜の選手がキックモーションに入った瞬間、「あ、これはガンバの選手に当る」と予言できるほど。FWもフォアチェックを怠らず、とにかく、徹底的に守り倒していたと思います。

こういう、良い意味での余裕のなさというか、ぶっちゃけ結果を得ることしか考えていない必死さというのは、今季のガンバの特徴の一つだと思います。それでも、機会があったら面白いプレーをやってしまうし、やりたいと思っているのもガンバで、平井の得点のところはその現れのひとつでした。
とはいえ、この前後には面白いことをやろうとしてピンチになったシーンもあったのでちょっとひやひやでした(倉田に出場機会がなかったのは、札幌戦でこの手のミスからピンチを招いたからだと思います)。

もちろん、守備意識が関係ないセットプレーは最後まで心臓に悪かったですし、決定的なチャンスも何回か作られたのですが、どうにかしのぎ切りました。後半の頭から入って田中を封じた安田、中盤のクローズ役をきちっと遂行した武井と交替選手の働きも見事でした。これでセカンドレグは大きなアドバンテージを持って望めることになります。

とはいえ、このままの状態で柏戦に挑むと考えると、ちょっと不安が残るのも事実ですが。

11:55 PM [ガンバ大阪, マッチレポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

06/30/2008

ガンバ大阪-コンサドーレ札幌○4ー2

試合前のサポーターミーティングで、あるコールリーダーさんが「100%の応援をしよう」という呼び掛けがありました。

「応援が変って、歌も減った。だから、違和感は当然あるだろう。だけど、ガンバはシーズンを闘っている。サポートをやめることはできない。スタンドで迷っている暇はない。今までと同じに声を張ろう。100%の応援をしよう。選手たちに気持が変っていないことを伝えよう。協力してくれ。俺たちのためでなく、ガンバのために協力してくれ」。

何というか、胸が一杯になった瞬間でした。みんなが「あの曲が欲しい」「繰り返しはつらい」と思っていること、「でも頑張らなければならないんだ」と思っていること、そういうのをうまく言葉にしてくださったなあ、と。

久々にみんなの「オオ!」という声が揃って、あれで一体感が出た感じが、僕はしました。応援も頑張れたんじゃないかと思います。

それから、入場前にうろついたフードコートイベントも凄く良かったです。特にカレーが絶品でした。あと一つか二つああいうのが出て、常設になったら、他サポさんにも自慢ができると思うのですが(再入場システムの整備も必要になってくるとは思います)。

ガンバ大阪 (J1 14節 vs札幌)
ルーカス バレー
二川橋本
明神遠藤
安田(理)加地
山口中澤
 藤ヶ谷 

SUB:
GK:松代
DF:福元、下平
MF:佐々木、倉田
FW:山崎、平井


蒸し暑さと試合勘というのが僕がこの試合前に想像していたガンバのアドバンテージでした。しかし、夕方になって涼しい風が出てきたため、最初のものはすぐ無効になってしまいます。後者のほうも、保ったのは五分間でした。

試合開始直後の五分間、ガンバはかなり相手を圧倒します。高い位置でのポゼッションで相手を下げさせ、速いパス廻しでチャンスを作りました。で、バレーの先制点。馬力でDFラインを突破し、強引に裏へ出てシュート。前にDFがいないとむちゃくちゃ強い、というバレーの特徴が良く出たゴールでした。「俺たちはチームして戦い、チームとして勝つ」というのが、対岸に掲げられていたコンササポの弾幕ですが、「それなら個人の力で勝ってやるよ」と言わんばかりのゴールでした。もちろん、その前のお膳立てはガンバらしいものでしたが。

ここからは一気にガンバペース、と思いきや、勢いが出てきたのは逆に札幌でした。どうもガンバは体が重く、あっという間に札幌を調子に乗らせてしまいます。特に厄介だったのは三人のブラジル人プレーヤー。クライトンが拾い、アンデルソンがポスト、ダヴィがどんどん仕掛けてくるという展開で、非常に厄介でした。気圧されるように下ってしまい、最後のところは中澤と山口が頑張ってなんとか支えていたのですが、コーナーでやられました。ヘッドでマーカーの居ないところに流されてしまい、綺麗に決められます。1ー1。

嫌な雰囲気になってきたのを救ってくれたのはまたバレーでした。押されていたところで数少い攻撃のチャンス。積極的な上りが目立っていた橋本のシュートがこぼれた所を叩きつけるシュートで押し込みました。

この日のガンバは、前節からの修正が感じられる動きを見せていました。橋本、二川が積極的にペナルティエリアに入っていましたし、安田、加地も深い位置まで行って相手を引き出し、中央でのチャンスを増やす仕事をしていました。ただ、それを打ち消していたのが運動量の不足です。プレスがかからないために守備が後手後手になり、ダヴィに掻き回されました。どうもすっきりしないまま前半終了。


後半、チームはあきらかに改善されて出てきました。しっかりとプレスがかかり、札幌にチャンスを作らせません。こうなると、焦点はコンサドーレの守備との対決に移ります。札幌の守備は3ラインとサイド寄せでした。特に二列目と三列目の関係が秀逸で、選手間の距離が良いためパスも上手くカットできるし、こぼれ球もすらすらと
拾える、という形になっていました。ガンバはこれにかなり手を焼きます。

結局、パス回しで突破するのは諦めて、サイドをドリブル突破する形でのチャンスメイクが多くなっていたと思います。一対一での勝負に持ち込んでいく方法はある程度有効でした。

ただ、追加点は違う形。札幌がサイドに寄ろうとするところで、二回、三回とサイドを変え、最後は右から空いてきた中央にセンタリング。遠藤がゴール前から(!)ルーカスにパスして決めさせました。3ー1。

このあと、コンサドーレの反撃を許して3ー2に詰めよられたのですが、ほとんどCKのような位置からのFKに山口が合せて4ー2。二川に替った山崎が前線で運動量を増やしてチームを楽にし、バレーに替った福元が3バックの一角を固め、最後は明神をひっこめて倉田をテストする余裕も見せて、勝利しました。

もちろん、運動量が落ちたのは非常に反省すべき点ですが、まず勝てたことは大きかったかと思います。やれやれでした。福元もなじんできましたし、ワニナレナニワに播戸のユニが参加していたのも嬉しい感じでした。

あと、帰りの車内ではポッキーが美味しかったです。グリコデーでもあったんですね。

01:48 PM [ガンバ大阪, マッチレポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

06/26/2008

ガンバ大阪-京都サンガ○1ー0

J1第11節、現地。

一番印象に残っているのは、会場の雰囲気です。幕が少ないな、と思ったのは少し落ち着いてからのことですが、BB不在の影響を強く感じた一瞬でした。

で、試合のほうなんですが、やっぱり応援のこととかが気になっていたのか、あまりはっきりと覚えていません。とりあえず、記憶の範囲で。

スタメン、こんな感じですが、中盤の構成はうろ覚えです。というか、明神以外はかなり流動的にポジションを交換していたと思います。やはり安田は欠場で左サイドは下平。GKは藤ヶ谷が戻ってきました。

ガンバ大阪 (J1 11節 vs京都サンガ)
バレー ルーカス
二川橋本
遠藤明神
下平加地
山口中澤
 藤ヶ谷 

SUB:
GK:松代
DF:安田、福元
MF:佐々木、武井
FW:平井、山崎

京都は予想に反してフェルナンジーニョを控えに。中断前と同じ、3トップで来ました。ガンバは出足の良い中盤の守備で対抗します。序盤のせめぎあいを過ぎるとこれが次第に功を奏し、押しこむ展開になりました。最初は京都の佐藤が目立つ印象だったのですが、それも封じました。

個人的に気になっていたのは両サイドだったのですが、回数的には下平のクロスが目立つ感じがしました。ただ、確実に突破してチャンスに結びつける、という点では加地の方が上だったかもしれません。いずれにしても、
やや守備に重点が置かれていたのかな、という感じ。両サイドバックがペナルティエリアに入る機会がもうちょっと増えてもいいのかな、とは思いました。

しかし、この試合で一番印象的だったのは何と言っても遠藤の運動量でしょう。もちろん普段からも走らない選手ではないのですが、昨日は運動量でも際立っていました。ボランチの位置からスタートして、攻守にあらゆる場所に顔を出していました。決勝点となったこの試合唯一の得点シーンでも相当長い距離を走って、上ってきていました。これは代表効果というか、まさにインターナショナルレベルという感じ。これを毎試合やれるなら凄いのですが、それはちょっと非現実的かもしれません。

監督のコメントにもあるのですが、今回のガンバは守備から入った感じでした。京都は柳沢のポストが入ったときはさすが、という感じでしたが、それ以外はすごく脅威になるというシーンは少なかったです。
ただ、奪ったところから速攻ということはあまりなくて、ポゼッションして押しこんでいくシーンが多かったように思います。これは狙いとしては理解できるのですが、京都の守備が粘り強かったのもあって、ちょっと難しい展開になりました。
ボランチの位置から両CBの間にシジクレイが下っているのを含めて、京都が最大5人くらいで守っている所へFWが突っ込んで行く形になっていたと思います。バレー、ルーカスがシュートを外しすぎ、というのもあるのですが、常時二人、三人がシュートブロックに来る形ではなかなか厳しいものがあるのも確かでしょう(とはいえ、フリーで外している場面も印象に残っていますが…)。
このあたり、アタッキングサードで一度外に開く動きがあってもいいのかな、とは思いました。シュートチャンスにパスを選択するのも目につきましたが、一番気になったのはエリアに入る人数の少なさです。FWふたりにサポートが2、3人つくのが理想だと思うのですが、バレー、ルーカス、プラス一人、くらいでやっているシーンが目につきました。味方を増やすなり、相手を減らすなりして、なんとか同数にはしたいところです。得点シーンでは遠藤が飛び出しで相手を振り切っていただけに余計その印象が強いです(その意味でもサイドバックの上がりが…)。

もうふたつ、会場のことで特筆すべきは、ゴールネットが青白ストライプの特注カラー?になったことと、広告が可動式になっていたことでしょう。広告のほうはビッグマッチではこれまでもありましたが、平日開催では初めてではないかと思います(平日の一万五千人越えも初めてだと思いますが)。営業はなかなか好調のようで、試合前にあった社長の挨拶もそのへんを意識しているのかな、と思います。ゴール裏の実感とどうマッチングしていくのかは今後の課題ですが…。

中断中のトレーニングの成果か、ガンバはかなり走れていました。最後の方は何とか一点を狙う京都に押しこまれる場面もありましたが、しのぎ切りました(内心冷や冷やしていたのは内緒です)。運動量を増やしたいシーンで山崎、クローズの局面で福元、最後の最後で安田を入れる采配も納得。特に福元の使いかたはチーム戦術が個々の選手には左右されないことを示したものだな、と思います。そしてもちろん福元にはチャンス。頑張れ!


で、応援ですが。

当然のことながらBBがいないため、ガンビーノさんとBNAさん(BRIGATE NERO AZZURRI、通称ブリガーテ、ブリとも)のリードになりました。最大の変化は諸般の事情によりBB作成の歌が使えなくなり、曲数が半数程度、十数曲に減ったことです。このため、「局面にあわせる」「変化をつける」ということがしにくくなり、同じ曲に違う感情を込めて歌う、という難しいことが必要になりました(粘りも必要になったと思います)。また固定マイクが使用不可になり、トラメガでのリードになったのも(僕は中央エリアに居たのであまり感じませんでしたが)影響があった&これから出てくる、のではないかと思います。
実は案外「イチゲンさん」が多いのもゴール裏の特徴のひとつだったりするので、これからどうなるのかな、という所です。


最後にひとつ、本当に個人的なことを書かせてください。昨日、試合前にこのブログを読んで下さっている方から、励ましの声を掛けていただきました。
僕は、基本的にこのブログをごく個人的なものだと考えていまして、自分の立ち位置から、自分に関係のあることや関心のあることだけを書く、という方向でやってきました。最近は特にその傾向が強くなっていまして、その結果として誤解されることや浮くこともあるだろう、それは受け入れる、という覚悟もあります。でも、そうは言っても、やはりきちんと読んで下さり、そこから何事かを汲みとって下さる方がおられる、というのはとても嬉しいことです。これを励みにして、でも、もちろん浮かれたりすることのないように、自省・反省を忘れずにやって行きたいと思います。

ありがとうございました。

11:47 AM [ガンバ大阪, マッチレポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

05/02/2008

ガンバ大阪-大宮アルディージャ●2-3

選手が苦しい時はサポも苦しいw。えー、やたらと忙しいです。大宮戦、やっぱり簡単に振り返りだけ。

連敗、油断、疲労。なんというか、新潟戦を思いだすような試合でした。前半、非常に良い感じで入って相手の守備を無効化し、早めに得点。しかし、その後は疲労のためか、流し気味に試合をしようとして25分ごろから息を吹きかえされてしまい…という展開。結局、前半のうちに追いつかれ、後半、一度は突き離したものの、終了間際に二失点してジ・エンド。あそこで盛り返せないのが疲労の影響かなあ、と思います。

とりあえずメンバー、こんな感じでした。

ガンバ大阪 (J1 9節 vs 大宮アルディージャ)
バレー ルーカス
二川遠藤
明神橋本
安田(理)加地
山口中澤
 松代 

SUB:
GK:木村
DF:水本、下平
MF:佐々木、倉田
FW:播戸、山崎


以下、ちょっと気になったことをリストアップ。

■フィールドゴールがない

セットプレー以外でゴールが生れたのは、メルボルン戦が最後ではないでしょうか。この試合でも2得点ともセットプレーでした。チャンスがないわけではないのですが、どうも手詰まり感というか、迫力が不足している感じがします。結果として入っていないだけのような気もしますが、「攻撃は最大の防御」という感じで攻めている、ような印象もなくはありません。もちろん、疲れているときにそういう方法はありえるわけで、それで良いっちゃあ良いんですが。


■同数の守備

こちらで指摘されていたので注意して見ていたのですが、この試合でもサイドを突破されたときに当りに行くのがSB一枚、というシーンが見受けられました。その後ろにカバー…と思うと誰もいなくてw、CBがマークを離してカットに行っていました。まあ、ボランチを戻さずに攻撃に備えるというのがガンバの戦術ですが、疲れて運動量が上らないせいのような気もしました。うーん。


■意図の統一

後半、ガンバは運動量がガタ落ちになりました。そうならないのが本来は理想ですが、まあ、疲労がある時に体が動かなくなるのは仕方ありません。問題はその時にどうするか、だと思います。
この試合では、監督は倉田を入れて中盤の運動量を上げることを選択しました。言わば攻めに出たのですが、それが選手の意図と合っていたのかどうか…。これまでだったらあそこはDFを入れて逃げ切りに入るところで、ひょっとすると選手もそれを考えていた、ような気もします。そのへんは齟齬がないほうが良いような気がするのですが、どうなんでしょうか。


■チーム事情

「おい、そこでバンかよ!」と内心つぶやいたのは僕だけではないはず。どうしてもパワープレーに出たいときに、バレーを下げて背の低いフォワードを入れるというのは常識を越えた采配ではありました。
ただ、ACLのことを考えるとここで出すというのは十分以上にありえる考えで、優先順位がそうなっていたのかな、と思います。これは非常に難しいところですが、冷静に考えると首位との勝点差がたったの7というのはかなり良い位置というのを含めて、監督をどう信用するか(しないか)考えどころではあると思います。


とか何とか良いながら明日はもう次の試合。とりあえず、豊田、行ってきます。

09:25 PM [ガンバ大阪, マッチレポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

04/28/2008

ガンバ大阪-ヴィッセル神戸●1-2

J1第8節@ホムスタ、現地。

油断していたわけではないのですが、この結果は正直、想定外でした。チームを色濃く覆っていたのは、疲労です。
メルボルン戦はかなり楽に闘っていたように見えたのですが、相当の消耗があったようです。それはちょっと予想できていませんでした(←間抜けです)。

ビデオを見ていないので、軽く感想だけ。

例によって、メンバーです。

ガンバ大阪 (J1 8節 vs ヴィッセル神戸)
バレー 山崎
倉田ルーカス
明神遠藤
安田(理)橋本
山口中澤
 松代 

SUB:
GK:木村
DF:ミネイロ、水本、福元、
MF:加地、二川
FW:平井

水曜日から、相当いじってきたメンバー構成になっています。平井のメンバー入りは新鮮な驚き。加地は復帰目前といったところ。

■前半

神戸は、予想したほどはっきりした形ではなかったものの、やはりソリッドな3ラインディフェンスでした。守備陣形を整えたまま、前後左右にスライドし、隙をつくりません。ガンバがサイドチェンジをしても、パス交換で前進しても、いつも相手が前にいて、一向に崩せません。
両サイドの強引な突破やボランチのところでのインターセプトからチャンスを作れることもあったのです、いかんせん少なすぎ。シュートがポストに当ったり、キーパーの正面に行ったり、とやっているうちに前半が終っていました。

気になったのは、ルーズボールへの出足の悪さでした。今季のガンバはターンオーバー(というか「トランジション」ですね)からの速攻が得意ではないのですが、それにしても少なかったように思います。コンディションの悪さは明らかでした。
もう一つひっかかったのは、倉田です。二川に代ってスタメン出場したわけですが、高度な技術はそこここで見せてくれたものの、推進力という点ではいまひとつ。パス&ゴーの形を作れないことが多かったり、ミドルをためらったり…、と合ってないなあ、という感じでした。もちろん、いつも出ていないので合っていないのは当然ではあるのですが、それだと当分は試合に出られないことになってしまいます。もっと思い切ってやってもいいのになあ(ところで、寺田はどこに行ったんでしょうか)。

守備面では、神戸の徹底した裏狙いに悩まされました。ガンバの浅いラインの裏にボールを入れるのが神戸の狙いで、大抵の場合はオフサイドに掛け、通されてしまった時も中央ではねかえしていたのですが、中に大久保がいたため、粘られると厄介なことになりました。
結局、2度目か3度目にサイドへの展開を許したところでアウト。きれいにヘディングで決められ、0ー1になります。良いゴールセービングを繰り返していた松代もこれには打つ手なし。フィードを見るとかなり負傷の影響が残っていた感じだったので、報いたかったなあ、という感じです。


■ハーフタイム

うーん、良くない。普通、後半になると相手がバテてきて優勢になるのですが、向うが水曜日に試合をしていないことを考えると、それもきつい感じ。非常にはっきりしているのは強引なドリブル突破、ロングフィード、ポストと言った縦への展開の不足ですが、佐々木も播戸もいない状況ではそれも難しい…。うーん。


■後半

とはいえ、やはりガンバが押し込む時間は長くなりました。そして苦しい時の武器、セットプレーからバレー。これで行けるか、と思われたのですが、カウンター一発、ロングボールに抜けだした大久保に中澤が振りきられて失点。これは厳しいシーンでした。出どころを抑えられなかったのが失敗ではあったと思うのですが、そういつもいつもプレスが効いているとは限らないわけで、ディフェンスは二対一の局面でしたし、やられてはいけなかったと思います。

攻撃では、やはり倉田がちぐはぐな感じ。遠藤とポジションを変えていたことは試合後に気付いたのですが(←馬鹿だ)、回りとアイデアが合っていない場面が多かったと思います。

ここから監督が選手交代でのテコ入れに出ます。まず二川を投入(山崎アウト)。フタは流石、という感じでした。ボールをためらわずに前に出しますし、動きまわってスペースを作ります。しかし、それでも点は入りませんでした。
更に加地をセンターバック(!)に入れ、平井を前線に入れる(中澤、明神アウト)という奇策も試されたのですが、ゴールには至りませんでした。加地がまず負担のかからない形で復帰したのと、平井がまずまずだったの成果ですが、勝ち点には届きませんでした。


というわけで、疲れが出ると対策をされてしまう、という一戦でした。この際、ちょっとやり方を変えても、と思うのですが、例年の西野監督だとそれはないはず。
ただ、今年は例年とはちょっと違う面も見せているので、次に注目になってきます。次は神戸と良く似たプランでやってくる大宮との対決で、色々見えてくるのかもしれません。

11:00 AM [ガンバ大阪, マッチレポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

04/21/2008

ガンバ大阪-鹿島アントラーズ△0-0

J1第7節@鹿島、現地。

低温・強風・氷雨の劣悪な気象環境、キーパーを2人も負傷させるラフさ、治療にブーイングするサポーター、負傷中断後のスローインを返さないアンフェアプレー。鹿島は最悪でしたが、フードサプライとプレーの質はよかったです。

客観的にいうと、まだ鹿島のほうがちょっと強いかなあ、という感じでした。中盤の構成力ではガンバが勝っていますし、鹿島のパス回しを分断するシーンもあったのですが、サイドに持ち出され、ダニーロ、マルキーニョスがキープするところから前線にフィードされると対抗策があまりなく、なんとかCB陣の頑張りでくいとめる、という感じでした。攻撃のほうも、アタッキングサードに入るところまでは行くのですが、なかなか完全に崩したという形にはならなかったと思います。なにより、ガンバが押し込んでいく回数が普段より少なかったのが印象的でした。決して守備が上手いチームではないので、攻め込んでいて初めて互角の展開になるのだと思うのですが、その回数が少ないというはやや劣勢だったと思います。

そうは言っても、お互い決定的なチャンスは数本ずつで、アウェイの鹿島から勝点1を取ったのは決して悪くはありません。次の試合も迫っているので、簡単に印象だけ。

ガンバ大阪 (J1 7節)
バレー 山崎
二川ルーカス
明神遠藤
安田(理)橋本
山口中澤
 藤ヶ谷 

SUB:
GK:松代
DF:ミネイロ、水本、福元
MF:寺田、佐々木、倉田


■前半

前半で一番印象に残っているのは、目の前にあるガンバゴール前に攻め上がってきた鹿島の選手が苦笑いを浮かべるシーンが多かったことです。確実に決まるはずなのに決まらない。取れるはずの点が取れない、そう感じているように見えました。サイドで強引にキープするとチャンスになるのですが、ガンバは山口と中澤を中心にゴール前で粘り、なかなか決定的な形でシュートを打たせません。
もっともガンバ側から見ると、これは中央では明神のところで止められるものの、サイド攻撃に対してはゴール前に人数が要るということで、攻撃のほうはどうも迫力不足でした(サイドバックの上りもなかったですし)。むしろ中盤でボールをまわして相手の疲れを待っているような感じで、どうも「ちょっとなあ」でした(アントラーズ相手にあそこまで回せるチームはそうないとは思うのですが)。やはりもう少し前から守備ができないときついと感じました。

この雰囲気が変わったのは、藤ヶ谷の負傷退場から。冒頭にも書いたように不愉快なことが重なってクルヴァは熱くなったのですが、選手もこのあたりから火がついた感じで、中盤の争いも一段とヒートアップ。ここからハーフタイムまで、シュートをほとんど打たせていないので、これは急遽出場した松代がゲームに入る時間をつくるための高度な戦術だったのかもしれません。いずれにせよ、ここでは気持ちが入りました。鹿島がかなり攻勢に来ていたので、カウンターでチャンスが作れるシーンもあったのですが、得点には至らず。


■ハーフタイム

とにかく寒いので、みんなスタンド下にもぐりこんで、ひたすら食ってました。好評だったのはモツ煮(300円なのに山盛りで、しかも全部が具!)、つみれ汁(手作りでゆずも入ってる。海が近いので最高)、ワイン熱燗(ホットワインと名乗ってはいるが、スパイス、砂糖の類はなし)といったところでした。

■後半

後半は、鹿島がキープからロングボールで速攻、ガンバはショートパスを多用してのカウンター、というやや奇妙な展開になりました。鹿島が中盤での争いを避けての攻撃を選択してきたのに対して、ガンバは守備重視ながらやや攻撃的にしていたので、こういう形になったと思います。立ち上がり、かなり決定的なシーンをつくられたのを、松代が持ち味の反応のよさでセーブ。出場機会がなかなかなかったのにコンディションを維持していたプロ根性には頭が下がりました。

ガンバのほうはなかなか決定的なシュートシーンをつくれず。最後がFWの単独突破の形になってしまうのが痛い感じでした。安田の攻撃参加も増えてきていたのですが、やはりJリーグではシザーズが読まれ、突破成功は数回にとどまりました。
運動量が下がってきた終盤には佐々木をトップに入れるという奇策(というか、西野監督一流のいけそうな選手の無理気味のテスト)を試みたのですが、不発。やや奇妙な判定の影響もあってか、足がとまった終盤はかなり押され、最後はなんとか凌ぎきった、という流れでした。


全体的にいうと、やはりちょっとやられ過ぎていた、ということになるかと思います。あそこまでゴールに迫られることがなければGKの負傷もなかったと思いますし、もう少しなんとかなってほしかったところです。ただ、これくらい「勝負した」という印象の試合は久しぶりですし、そういう意味では楽しめた試合でした(普段は、「落してはいけない」という緊張感があります)。チームがどのレベルまで上らなければならないか、ということも見せてもらい、いい経験になった試合ではないかな、と思います。まあ、それも今後次第なのですが。

01:35 AM [ガンバ大阪, マッチレポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

04/14/2008

ガンバ大阪-アルビレックス新潟□2ー2

J1第6節@万博、現地。

よく、引き分けた試合について「負けに等しい」とか、「勝ちに等しい」とかいったような言いかたをしますが、そのでんで言えば「引き分けに等しい引き分け」でした。勝ちうる要素はありましたが、負けうる要素も同じくらいあって、その両方がバランスしていたという感じでした。その結果としての引き分けなのですから、妥当な結果という以外、何とも言いようがありません。

で、試合内容のほうですが…。

まずメンバーから。

ガンバ大阪 (J1 6節 vsアルビレックス新潟)
バレー 山崎
二川ルーカス
明神遠藤
安田(理)橋本
山口中澤
 藤ヶ谷 

SUB:
GK:松代
DF:ミネイロ、水本、福元
MF:寺田、佐々木、倉田

細かく見れば色々と違うところはあるのですが、オーストラリア遠征からの変更はほぼ倉田だけ。とはいえ、それ以外に加えることのできる選手、加えるべき選手がいるのか、と言われれば返答に窮してしまうところがあり、うむむー、でした。とにかく頑張れ。


■ACL効果

水曜日のメルボルン戦の影響は、二通りの現れかたをしました。始めのものは予想外で、ともかくも選手の動きが良かったことです。パスにせよ、プレスにせよ、普段のJリーグでのスピードを遥かに上回るもので、新潟を圧倒していました。早々にバレーが点を取ったときには、このチームはちょっと規格外のレベルに成長したのではないかとさえ思ったくらいです。

とはいえ、現実はそうはいきませんでした。早い時間帯に追加点があれば違ったかもしれませんが、徐々に疲れが出て、20分すぎからは運動量がガタ落ちになりました。こちらが本家の、というか予想通りのACL効果。まあ、仕方がないとはいえ、新潟にペースを握られ、きつい試合になりました。

一失点めは、半円を描くように右サイドから左に展開され、マークがずれた所を見事に決められたもの。16年来、ずーっと続いてきた失点パターンですが、うわあと思ったら、案の定でした。あの形になったら、どうしようもありません。ディフェンスがもっと手前で対処しなければならなかったのですが、運動量の不足が響きました。

二失点めは、もっと疑問のある形でした。新潟FWが突破してきて、マークもカバーもいたはずなのですが、藤ヶ谷が飛びだしてしまい、そのままループを決められます。率直に言ってミス。疲れの影響かなあ、という感じ。これは松代にチャンスが回ってくるパターンかもしれません。

とはいえ、このあとにも完全なゴールが取り消されるということがありましたから、このミスがなければどうにかなったかというと、そうは言えません。やはりガンバは攻撃が主題のチームで、コンディションが悪くなると、守備に弱点が出るなあ、という印象でした。DFだけでどうにかできるという面子ではないですからね。


■佐々木問題

ハーフタイム。ゴール裏ではこの状況をどう打開するか、という話でもちきりになりました。「こりゃ全員交代だぜ」という一番妥当な意見が退けられてからは、衆目が一致したのは佐々木の投入。運動量があきらかに不足しているので、あの男の走力がまず第一の薬のはず。ただ、どこをいじるかでは結論が出ませんでした。橋本を下げるのではリスクが大きすき、遠藤もルーカスも外せない。うーん。

で、後半。チームはある意味で全員交替した状態になってあらわれました。運動量が上り、守備が機能しはじめます。さらに、監督は佐々木を投入。山崎を外し、ルーカスをトップに上げてきました。中盤に入った佐々木はこれまでで最高の働きを見せてくれます。ドリブル、クロスだけでなく、パスにも守備にも走りまわり、中盤を支える存在になります。

時間の問題と思われた同点弾はしかし、以外な形でもたらされました。エリア内でバレーと競った千代反田のプレーがファウルを取られ、PK。これを遠藤が職人技で決めます。

で、ここから完全に逆転の流れだったのですが、こんどはルーカスがいまいちピリッとせず。シュートチャンスに打たないという悪癖が出て、得点機を逸っしてしまいます。結局、2-2で終了。疲れの影響は最低限に抑えたものの、及ぶというところまでは行きませんでした。


■社長、オレ!

終了後、選手と一緒に佐野社長がゴール裏に来てくれ、自然な流れで挨拶の時間がもたれました。「6年間一緒に闘ってくれてありがとうございます。天皇杯のタイトルとACL制覇には悔いが残ります」というご挨拶は心に残るもの。「強いチームを作るのが経営の資本。それがないとJの理念である地域密着もできない。すべての経営の基本がそこにあると思う」という、オフィシャルページの言葉も含蓄のあるものでした。僕としては、全部終った
あと、外を歩いていて、すっかり「普通の人」という風情になってられた社長に「ありがとうございました」と声をお掛けできたのもいい思い出でした。ゴール裏でもコールしたのですが、もう一度言いたい気分です。

「社長、オレ!」

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04/10/2008

ガンバ大阪-メルボルンヴィクトリー○4ー3

ACL第3節@メルボルン、テレビ。

ええと、何をどう言えばいいか…。とにかく、本当に勝ってよかったです。正直、引き分けは覚悟していましたから。

もちろん、2-2になったあたりで、「これは得意な展開では?」という思いがよぎらなかったと言えば嘘になります。それに、ポゼッションができていて、行けそうな雰囲気もなくはありませんでした。とはいえ、相手もこういうのが得意かもしれませんし、終盤に怒涛の放り込みがあるものだと思っていましたから、全く油断はできませんでした。

一応、試合展開のほう、書いておきます。

メンバーはこんな感じ。

ガンバ大阪 (ACL 3節 vsメルボルン・ヴィクトリー)
バレー山崎
 二川 
安田(理)橋本
明神遠藤
山口水本
 中澤 
 藤ヶ谷 

SUB:
GK:松代
DF:ミネイロ、福元
MF:寺田、佐々木、武井
FW:ルーカス

予告どおり、ルーカスが駄目ということで3バック。やや守備的にしたい、という意図だったかもしれません。

序盤、メルボルンは予想どおり押してきます。とはいえ、ガンバを悩ませたのは、そのストロングスタイルではなくて、ワントップでした。3バックで1トップに対応しなくてはならない、という問題に対処するのに時間がかかり、正直ものすごい迫力があったわけではないのですが、何本かシュートを打たれているうちに対処をミスして失点してしまいます。

ここで重要だったのは、メルボルンが一息入れてくれたことです。あのまま勢いを維持されていたら危険でしたが、ガンバの守備が適応してきたこともあってか少し相手が鎮まり、ここで態勢を立てなおすことができました。ガンバは主に両サイドから崩す展開。フォワード、ミッドフィールドでの崩しはなかなか効かず、カウンターも難しかったと思います。が、うまくフリーになった二川がACL二戦連続となる豪快なミドルを決めて同点。更にコーナーからバレーがヘッド。とはいえ、メルボルンも直後にFKからヘディングで決めてまた同点に。このシーンではメルボルンの選手がガンバの選手を突き飛しているのですが、国際試合ではこれはファウルとみなされず。直後のバレーのシュートも枠に当ったあと、微妙でしたが、ノーゴールの判定。

後半、ガンバは行けそうだ、ということで水本に替えてルーカス。4ー4ー2に戻し、攻勢に出ます。これでリズムはつかんだのですが、点は相手。しかし、あっという間にCKから山口が清水戦に続いて上手い動きでマークを外してゴール。この間、山崎と寺田を変え、ルーカス、バレーの2トップに。

苦しくなったメルボルンはパワープレーか、と思いきや意外としっかり繋ごうとし、これがことごとくガンバの守備網にかかります。ポゼッションを取ったガンバは安田が何度もサイドを破り、散発的なメルボルンのカウンターを中澤が、山口が、藤ヶ谷が防ぎ、ついに90分、ルーカスが安田のクロスを叩きこんで4ー3。大きな大きな勝点3をもぎとりました。

結局のところ、ガンバのアジャストとメルボルンの電池切れがポイントだったかもしれません。ファンブログとか掲示板とかを見ていると、オーストラリアのサッカーファンは「金持ちのJリーグに全員オーストラリア人のメルボルンが挑んだ」という図式で見ているようで、ほどんどがバレーを絶賛していました(シドニーのサポが「バレーはワシントンより100倍は良い」と言ってるのには笑いました)。そればっかりではないと思うんだけどな。

なので、そればっかりではないサイトを少し紹介しておわりにします。さすがに寝ないと。

ひとつめ。メルボルン在住の日本人ジャーナリストさんのブログ。臨場感あふれるレポが載ってます。円陣もやってたんですね。

以下、英語になっちゃうのですが…。

Fourfourtwo for Australia 一番充実していて、監督のコメントも読めます。ちなみに「うまく行ったのだが、ガンバが良くフィットしていて、激しくファイトしてきた」「代表クラス7人に良いブラジル人が二人いるチームには、一瞬の油断もできない」「ACLでそんなことをしたら、代償を払うことになる」というようなことを言っている気がします。

こちらはかなりまとまったニュース記事。「ガンバは二川のゴール以外は、全てニアサイドからのヘディングで得点した」というのは、見逃しがちですが重要な指摘だと思います。当然、相手はそこを対策してくるでしょう。

最後に、割と冷静に分析しているブログ。遠藤のセットプレーはバリエーションが素晴しく豊富だ、という指摘、そして「髪と靴がオレンジの」安田にやられた、という記述。どちらもにやりとさせられました。

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03/31/2008

ガンバ大阪-東京ヴェルディ○2ー1

J1第3節@万博、現地

当たり前ですが、どんな予備知識にも限界があります。全ての作戦計画は現実の敵との遭遇によって修正を余儀なくなされ、最良の予測も素人の後知恵には敵いません。

というわけで、ヴェルディが2トップで来ているのを見たときには唖然としました。てめ、誰にことわって戦術変えやがった。

とりあえずガンバのメンバーから確認します。こんな感じでした。

ガンバ大阪 (J1 3節 vs東京ヴェルディ 08.03.30)
バレー 播戸
二川ルーカス
明神遠藤
安田(理)橋本
山口中澤
 藤ケ谷 

SUB:
GK: 松代
DF: 水本、福元
MF:下平、寺田、佐々木
FW: 山崎

スタメンはACLと一緒ですが、ダブルボランチにして遠藤を一列下げました。これは守備の効果というより、遠藤とルーカスが離れた位置でプレーするという意味が大きかったと思います。これまでは遠藤が仕掛けようとするときにルーカスがパスを受ける位置にいない、ということが多かったのですが、その問題は解決されたと思います。

サブのほうはというと、かなり守備的な布陣。下平はMF登録ですが、実質的には安田のサブだと思います。山崎も前線での運動量を上げる役なので、早めに点を取ってゲームをクローズしよう、という意図が出ていると思います。


前半

立ち上がり、ヴェルディは驚愕の2トップ。長身にしてガンバでは海外留学しかしてなかったFWの船越がポスト役、レアンドロが動きまわり、ディエゴと絡んで攻めてきます。もっとも、船越は高めに設定されたヴェルディの中盤に近いところでプレーしていて、そこからレアンドロとディエゴが出てきていたので、攻撃のイメージそのものはあまり変っていなかったかもしれません。もうひとつ驚いたのは飯尾がメンバーを外れ、レアンドロがワイドを兼ねる形になっていたことです(形の上ではディエゴがFW)。また、今まで見ていたのとは違って、サイドで運んでくるというよりも、全体に押し上げてくるような形になっていました。

ガンバの方はさして混乱することもなくこの状態に対処。中澤が積極的に前に出てハイボールに対応し、積極的なプレスで良い形をつくらせません。

攻撃の方では、とにかくパスがながる!というのが嬉しかったです。ルーカスは遠藤、二川との関係が整理されたのももちろんですが、動きの方向やタイミングに齟齬があったのが非常に少くなり、フィットしてきたなあ、という感じでした。

僕はサイドでの運び方が焦点になるのかな、と思っていたのですが、むしろサイドからラストチャンスを作るという展開になりました。中で回して外へ振り、中央にフリーの選手を作ってシュート、という形が目立ちました。決定的な形は右からの場合が多かったと思うのですが、攻撃の回数は左からの方が多かったように感じました。もっとも、これは安田にちょっと疲れがあって、最後の仕事がしにくかった、ということなのかもしれません。対面の廣山もうまい小技が目立っていましたが、押えられるというほどではなかったと思いますし。

得点はやはり右サイドから。13分、遠藤、ルーカスから右の橋本にわたり、クロスを播戸が美しいボレーで決めます。1ー0。そんなの持ってたんですか播戸さん!に加えて奪う、廻す、クロス、というガンバらしい一連の流れからの得点というのが意味がありました。これは嬉しかったです。

待望の先制点!だったにもかかわらず試合展開はなかなか楽になりません。ヴェルディは高いラインを維持し、とにかく攻めてきます。裏をバレーが狙っていったのですが、東京Vのディフェンスもあってなかなかゴールできず。ええい、土屋の野郎め!

で、ゴタゴタしているうちにカウンターのディフェンスでの齟齬が。右サイドを突かれたところで対応に出た中澤が負傷転倒し、ちょっとばたばたしているうちに左まで廻され、あっけなく失点。どうも、この「あっけなく失点」というが今季のガンバのストックフレーズになりそうな気がします。きちっとセットできているときには見事に抑えるのですが、えーっていう形で点を失うケースがあるんですよねえ。


ハーフタイム

あー、なんか普通の試合だなあ、というのがこの時点での感想でした。ガンバのパスがまわっていること、雨が降っていること、アウェイゴール裏の招待エリアに空席が目立つこと(入場者は13000人くらいでした)、と理由を数えあげていて、ふと気付きました。「ACLの感覚が残ってる」。Jリーグや対戦相手を軽んじるつもりはないのですが、「直近に優勝経験のある相手との、短期決戦の国際試合」と長丁場のリーグ戦とでは緊張感がやっぱり違います。とはいえ、だから勝てると限らないのがサッカーの厄介なところ。今日も感じはいいけど、それで十分なのかなあ、とか言っているうちに試合再開。


後半

後半になって、ゲームはかなりガンバ優勢に。ゴールに詰め寄りますが、ヴェルディ土肥の好セーブにあい、なかなか点を決められません。至近距離からの播戸のシュート、完全に枠に行っていた遠藤のFKなどは完全に一点ものだったと思うのですが、点にならず。サッカーはいくら内容が良くても相手より多く点を取らなければ勝つことはできないスポーツで、しかもその結果が次第に内容にフィードバックされてくるというのがリーグ戦なので、非常にイライラ、ハラハラしました。点とってくれ、頼む。

この時間帯で印象に残ったのは明神が前線でボールを持ったシーン。前線でフリーになった時が唯一の欠点だなあ、とかネガティヴなイメージが頭をよぎります。ルーカスは動いているボールでないとシュートしないんだよなあ。

どうなの、どうなの、と思っていたのが解消されたのは31分。左に出たボールが明神にわた、そこからクロス。ルーカスが難しいシュートを決めて2-1。このあとが今年の西野監督。82分に山崎、89分に水本を入れて、クローズを図ります(播戸とバレーがアウト)。山崎は期待どおり前線で動き回ってディフェンスとキープ、水本はフォアリベロ的な3バックの中央かな、と思ったのですが、インタビューを確認するとボランチだったもよう。

最後は今迄どうも苦手だったコーナー付近でのキープをこなし、国内初勝利をあげました。

全体として、前からのディフェンス、パス、クローズとほぼプラン通りの戦いかたができたのかな、という印象です。もちろん、これはまだ基本形で、ここから応用、進化が求められるわけですが、基礎は固まってきたかな、と。とりあえずちょっと一息です。とはいえ、チームはここから短い間隔で連戦になっていくのですが。

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05/13/2007

ガンバユース-神戸ユース●1-3

今日は、前後のスケジュールのせいで埼玉に行けない日だったのですが、日中は案外身体が空いてる…、ってことで、いぶきの森のヴィッセル練習場に行ってきました。試合は、クラブユース選手権の予選。第1節、対神戸ユース戦です。

例によって、声出しに夢中であまり試合のことを覚えていないのですが、覚えている範囲で一応。

メンバーはこんな感じ(覚えてなかったのでみきさんに教えてもらいました。みきさんサンクス!)。
GK:森廣
DF:魚住、菅沼、内田、前田
MF:田中、安田、二戸、神門
FW:吉本、大塚

今回は、この前の関西プリンスでレッドカードを受けた池がサスペンド。DF本田とMF宇佐美が体調不良ということでメンバー外。神門、内田が初スタメンになりました。

試合は、組織力の神戸ユース対個人技のガンバユースという、両チームの特徴がよく出た展開になりました。その中でガンバユースはイマイチ調子が出ず、よく練られた神戸ユースのカウンター(だけではありませんが)に屈しました。ただ、雰囲気は悪くなかったです。


前半、立ち上りから長身の神戸ユースが押してきます。ガンバユースは高さを供給するCBの本田が欠場していることもあって、なかなかペースをつかめず、とうとう失点してしまいます。
0-1になった後は何とかパスが回りはじめ、イーブンの展開に。神門、田中、大塚が次々にいいプレーをみせてくれます。押し気味の展開の中で最後は魚住がゴール。左サイドからグラウンダー気味のシュートを打ったのだと思いますが、例によって(そして一番遠くて一番見え難いところだったので)よく覚えていません。ともかく、これで1-1に戻し、いい感じになってきました。

後半もガンバユースは好調を維持。高いラインを維持してボールを回し、攻め立てます。ラインの裏はキーパーの森廣が積極的に飛び出してフォロー。非常にいい感じだったのですが、右サイドで守備にミス。奪われたところから素早いサイドチェンジで完全に崩され、失点してしまいます。このシーンの神戸ユースの動きは非常に滑らかで、練習どおりという感じ。やられました。

このあと、ガンバユースも攻勢に出ますが、絶妙のシュートが次々にバーを直撃。もう、バー当て大会をやってるんじゃないかという感じでした。4本か5本はあったんじゃないでしょうか。交替で出てきたブルーノも素晴らしいプレーを見せてくれたのですが、シュートはやっぱりバー。そして、そんなことをやっている間に、今度はGK森廣が出たウラを突かれて3失点目を喫してしまいます。ただ、これも神戸ユースに狙われていたという感じ。森廣のアイデアそのものは悪くなかったと思うので、これからも続けて欲しいと思います。

この後も、もう一歩と言うもどかしい展開が続き(もちろん、神戸ユースが守備を頑張ったわけですが)、結局そのまま試合終了。クラ選は黒星発進になりました。

もちろん、負けは悔しいのですが、素直な感想としては「別に悲観する必要はないな」というところです。今日の試合に関してはミスが全て。シュートが決まっていれば何の問題もなかったですし、失点に関しても「あそこでミスをするな」という以外に対策がある感じもしません。もちろん、ヴィッセルユースは非常に理詰めでカウンターをやってきたわけなのですが(詳しくは分析できてないのですが、相当よく練習した組織プレーだったと思います)、ガンバユースが「まず個人の能力を伸ばす」という方針でやっている以上、あれに対策を施すことは困難なのではないかと思います。ある程度はしようがないです。


後悔があるとすれば、それは後半の立ち上り。特に僕らの応援です。あそこで、「押している」という感じをもっと出して上げられれば、2点目が入ってその後するすると行けたかもしれない。そんな気がしています。ちょっと気合の入らない感じになってしまったので、そこは反省です。

なんにせよ、クラ選はまだ始まったばかり。来週日曜は万博でダービーなので(トップの柏戦と連戦ですが)できる限り頑張ろうと思います。

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05/07/2007

ガンバ大阪-清水エスパルス△1-1

J1第10節@万博、現地。

選手入場後、スタジアムではエキスポランドの事故の被害者になった人に黙祷。1万8千人が、昨日まで全く知らなかった人たちのために、1分間を捧げました。大人も子どもも起立して、頭を垂れて。

豪雨のためにぐしょ濡れになった頭に帽子をかぶりなおして、さて、試合。

メンバーは以下のとおりでした。

GK:藤ヶ谷
DF:橋本、シジクレイ、山口、安田
MF:明神、遠藤、二川、家長
FW:播戸、バレー

SUB:
GK:松代
DF:中澤、青木
MF:前田、寺田、倉田
FW:中山

マグノがサスペンドということで、播戸とバレーが先発。控えはほぼ自動的に中山です。驚きはMF倉田のベンチ入り。誰もがその才能を認める新人ですが、去年までユースだった選手がこの時期にリーグでベンチに入ってくるとは想像していませんでした。とはいえ、西野監督は使うつもりのない選手をベンチに入れることはない人なので、この抜擢はかなり真剣なはず。今後もチャンスがあるはずなので、ぜひ生かして欲しいです。ちなみにコールは「クラタ・シュウ!」でした。

・前半

ガンバは静かな立ち上り、と思ったのですが、それは要するに選手が疲れているだけだったかもしれません。狭い局面でもボールが廻り、淡々と前進していくのですが、一向にシュートまでたどりつけない感じ。マークを外さなくてもパスが回せるのはいいのですが、アタッキングサードに入ってもまだ相手が振り切れません。サイドも、橋本はどうも絞り気味というか、前に出て行く回数が少ない感じ。安田は元気だったのですが、1人だけプレーのリズムが速く、それはそれでいいんですが、結構チャンスを潰してしまっていました。

結局、FWに当てて…という話になるのですが、ここでも問題が。主にバレーがロングボールを受けるシーンが多かったように思うのですが、この2人、本当は播戸がポストプレーを得意としていて、バレーは動き回るほうが向いているのですね。もちろん、そのスタイルでやるには色々と不足している部分があって、そこを普段はうまくマグノがフォローしていると思うのですが、今日は当然それはなく、どうもイマイチ噛みあいません。サイドに流れたバレーがロングボールを落とし、バンがゴール前に走りこんだ瞬間、僕はマグノの幻を見ました。左タッチライン際でボールをキープし、1人かわして中を見るマグノ、パスコースは上がってきた遠藤とゴール前の播戸、そしてシュートコースが開く…、と言うようなことはもちろんなく、ただ時間だけが過ぎていきます。

ところで、この日の主審はいつも話題の家本さん。試合前にその情報が入ってから戦々恐々としていたのですが、意外にも普通でした。というか、かなりいい審判でしたよ家本さん。試合の流れもきらなかったし、カードも少なかった。まあ、両チームがかなりまったりしていたのもあったと思うんですが、いつもああいうふうにやってもらえるなら文句ないです。頑張ってください。

ちなみに、清水はというと、やっぱりお疲れモード?な感じ。サイドバックの上がりが少なく、前のほうの選手だけで勝負してきます。チョ・ジェジンと藤本は怖かったですが、それだけという感じもしました。中盤の守備も、今ひとつ説得力がなかったです。去年、一昨年あたりはもう少し違うイメージを持っていたのですが、良くも悪くも横綱相撲というか、「強豪」っぽいサッカーをするようになったなあ、という印象。まあ、それで勝点を重ねているのですから、いいのかもしれませんが。

結局、両チームグダグダのまま前半終了。


・後半

とりあえずグダグダでは仕様がありません。打開策はミドル!だと思ったのですが、前田を入れるために誰かを交代したらバランスが崩れるなあ…ということで、僕の心は千路に乱れました(お前が悩んでどうする)。が、結局選択されたのは「プレースピードを上げる」こと。これが効いて清水を押し込み、後半22分、右サイドから上がったボールを家長が綺麗に決めてゴール。1‐0。家長はこの後にもシュートを打つのですが、この時間帯は足元に来たボールを短い予備動作でタイミングをずらしてシュートを打っているように見えました。

これでもう一点来れば…と思ったのですが、29分、個人技でもちこんだフェルに橋本が振り切られ、こういうときによくあるように、強引に決められてしまいます。1-1。

何とか勝ち越したいガンバは、播戸に変えて中山を投入しますが、結果としては「ポストプレーヤーでない長身FW」を2枚持つことになってしまい、しかも彼らがあまり得意でないポストプレーを無理にやろうとしたり、本来の自分のプレーを思い出そうとしたりするタイミングが絶妙に会わず、結局、決定的なチャンスを作れないまま試合終了になってしまいました。最後のほうは寺田も投入して打開しようとしたのですが、実りませんでした。

結果からいうと、「コンディション…」というような試合だったと思います。神戸戦で無理をしたのが祟りました。まあ、そんなことを今更言っても仕方がないのですし、順位云々と言う段階でもないのですが…。
頭が痛いのは、水曜日と土曜日に早くも次の試合(しかも、どちらも落とせない大一番)が控えていることです。奇跡の回復(ブローロの手腕!)を期待すると同時に、ちょっとメンバー変更があってもいいのじゃないかな、などと思ったりしています。

12:25 AM [ガンバ大阪, マッチレポート] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

05/05/2007

ガンバ大阪-ヴィッセル神戸△2-2

J1第9節、現地。

セレッソとサンガがいない、ということで、ほぼ唯一の近場の試合でした。ガンバサポはもちろん電車ジャック。今回は集合場所(神戸市役所の花時計前)に300人以上が集まりました。その人数は地下鉄車両にしておよそ2両半ぶん。これくらいいると、さすがに「ジャック」という雰囲気になります。たまたま乗り合わせてしまった一般の方や神戸サポさんには気の毒でしたが、地域全体を試合の雰囲気に染め上げていくということで、すごく意味があったと思っています。というか、むしろそれを心待ちにしている、という感じになってほしいですねえ。神戸のビル街に僕らのコールが響いたのもすばらしかったです。

スタジアム前では、両クラブのコアサポさんが多少暴走してしまった感じ。まあ、これも何回かやっているうちに落ち着いてくるだろうと思います(ナビスコでも同グループなので、あと2回対戦がありますし)。

さて、試合のほう。

メンバーは以下の通り。

GK:藤ヶ谷
DF:橋本、シジクレイ、山口、安田
MF:遠藤、明神、二川、家長
FW:マグノ・アウベス、バレー

SUB:
GK:松代
DF:中澤
MF:寺田、前田、横谷
FW:播戸、中山

加地と實好が負傷離脱しているので、家長がスタメンに入りました。ベンチには横谷と中山が加わってます。どうでもよいことですが、サブのDF登録がたった一人に!。まあ、前田、横谷をDFで使うというオプションはありえるんですが、なんというか、西野監督はフィジカルコンディションのいい順に適当にベンチ入りメンバーを選んでいるのではないか、という思いが一瞬頭をよぎります(まあ、ネタです)。

・前半

加地を欠いてもガンバのやり方は変わってませんでした。前線、中盤でチェイスして追い込み、最終ライン付近で奪いにいきます。一方神戸のほうは、「ダービー」と銘打っているだけあって、やや気合が入っているかな、という印象。

前半6分、相手ペナルティエリア内で、マグノが神戸DFと交錯。単に相手を振りほどいただけに見えたのですが、GKの指摘を受けて副審と協議した主審が示したのはレッドカード。この事件と、神戸の選手、ベンチが小躍りして喜んだことで、この試合の意味づけが一気に変わります。どんなことをしてでも勝ちたいヴィッセルと、やや余裕がなくなったかもしれないガンバ、そういう主題が見えてきました。直後から二川や家長がさかんに仕掛け始めます。

14分、家長が相手ゴール正面で倒され、FK。これを遠藤が見事に決めて1-0。うしうし。が、神戸もこれでは引き下がりません。むしろペースアップしてきて、16分、早めのハーフカウンターから最後は大久保のゴール。この一連の流れはぜひ断ち切りたいところだったのですが、ガンバも、まだそこまでチームが成熟していなかったか、という印象でした。

この前後、ガンバは10人でのゲームにやや苦労している感じ。基本的にバレーのワントップでやっていて、そこに破綻はないのですが、ファーストディフェンスがやや手薄なのと、バレーが落としたボールにひと絡みしてくれる人が不在。マグノ不在の分をどこで帳尻を合わせるのか、かなり迷っているような雰囲気でした。

が、25分過ぎからどうにか落ち着き始めます。全体的に中盤の前のほう、家長と二川が運動量を増やして対処していました。ちょっと気になっていたのは安田のポジショニング。攻撃に移るときに、橋本に比べてサイドに大きく開いていて、それは効果的なのかな、とわりとずっと思っていました。ガンバのサイド攻撃は「いかにもサイド」という感じではないので、もうちょっと中と絡むところも見たい…という気分だったです。前半はこのまま終了。


・後半
11分、失点。CKから見事にヘディングでやられたもの。蹴ったのは途中出場してきた三浦でしたが、神戸サポの物語的なことはともかく、キッカー云々ではなかったと思います。やられました。

これで、僕は「うーん」という感じになっていました。何しろ交替がものすごく難しそうだったのです。いつもリズムを変える役をになっている家長はすでにピッチ上にいるわけですし、10人でぎりぎりバランスを取っている関係上、フォーメーションも変えにくい。かといって、単に人を入れ替えただけでは意味がない。「バレーを下げて0トップかなあ…」、と考えて始めていた後半18分、バレーがやってくれました。中央で、後半に入ってキレキレのプレーを見せていた二川のパスを受けて反転し、そのままシュート。2-2。いや、バレー、上手くなってますよ。クルヴァを煽る動きもみせてくれたし、もうガンバには欠かせない存在になってきたなあ、という感じ。

このあと、ガンバがポゼッションを続けるうちに、11人の神戸が疲労感を漂わせ始めます。ガンバはさらに運動量を上げてゲームを支配。勝てる気配になってきました。35分、ついに播戸投入。交代相手は誰もが予想したバレーではなく、家長。バンの運動量に掛ける形になりました。が、結果としてこの策は実を結ばず。バーを叩いた、非常に惜しいシュートが一本あったのですが、最後はやはり、人数の不足が響いた形でした。結局、2-2の引き分けで終了。敵地で10人で、ということを考えると上出来ではあったのですが、勝っていればもっと気持ちがよかったのになあ、という感じは残りま